実は、2週間前から、祇園四条に、わかりにくい広告を出しました。
多分、素通りする人もたくさんいると思います。
読んでも冗長で「意味わからんわ」と思う人もいるかもしれません。
それでも私たちは、誰にも弱みを吐けず、一人抱え込む、本当に大変な状況におられる方に、メッセージを届けたいと思いました。
メッセージと言っても、
すでに充分頑張っている人に、頑張ってとも言えなくて、
見えない未来に対して、軽い言葉をかけることもできなくて、
だけど、何か支える言葉を伝えたい。
一人じゃないよって、伝えたい。
そこで、今回の言葉を1か月かけて考え、恩返しプロジェクトでお世話になったアーティストの稲垣さんに描いてもらいました。
知ってんで。
いけるんちゃうのに「いけるで」
もう充分頑張ってるのに「頑張るわ」
未来への希望を考える余裕すらあらへんのに「これからようなる」
そういってニコっと笑うあんたを。
見てるさかい、一人ちゃうさかいね。
女将さんが声をかけているイメージで、京都弁にしました。
(京都弁チェックをしてくださった方々、ありがとうございました)
そして、様々な方のお力添えの下、祇園四条の駅に設置が叶いました。
始まりは、恩返しプロジェクトのクラウドファンディングでした。
(https://camp-fire.jp/projects/view/400830)
これは、昨年末に実施した恩返しプロジェクトのご報告を京都市民にお伝えしたいという内容です。
(恩返しプロジェクトについては、こちら)
しかし、長引くコロナに対し、今お伝えすべきことは真っすぐのエールだと思い、ご支援してくださった方にご説明をさせていただき、この文章にさせていただきました。
そこからは、先ほどお話した通りのことです。
掲示後は、祇園四条の街を練り歩き、有名な神社さん、お寺さんにも行きましたし、商店街の皆さんにも1軒1軒お声がけさせていただきました。
「祇園四条でこのようなメッセージ広告を掲示させていただきました。」
その時、街の皆さんがどんな表情をして、どんな声をかけてくれたかは、秘密にさせてください。
間違いなく、この広告を出してよかったと思いました。
クラウドファンディングでご支援してくださった方のお陰で、実施ができた今回の企画。
ただただ感謝でいっぱいです。
お恥ずかしながら、私たち、小さな社団ができることは、限られています。
大変な状況におられる方に、お仕事をとってくることも、作り出すことも、できません。
だから、その無力さを噛み締めて、自分たちのできることを、その可能性にかけて、頭を使い、足を使い、実行するのみです。
このメッセージが必要な人に、届きますように。力になりますように。